裂肛(きれ痔)とは?
硬い便や太い便、下痢などがきっかけで肛門の皮膚(肛門上皮)が裂け、
それが繰り返されることによって「治りにくい傷」となってしまった状態です。
排便のたびに強い痛みと出血を伴うのが特徴です。 単なる「切れ傷」と軽く考えがちですが、慢性化して傷が深くなると、
潰瘍や肛門ポリープができたり、肛門が狭くなる(肛門狭窄)などの悪化を招くこともあります。
きれ痔の主な症状
- 排便時の痛み(便が傷をこする)
- 排便後もしばらく続く痛み(括約筋の痙攣)
- 便が細くなる
- 排便恐怖から食事量が減る
- トイレットペーパーにつく程度の出血
進行すると、一日中痛みが続き、生活に大きな支障が出ることもあります。
なぜきれ痔は治りにくくなるのか(基本病態)
難治創(治りにくい傷)
裂肛が「裂ける ↔︎ 治る」を繰り返すと、傷の周囲が硬く盛り上がり、 **堤防のような“周堤”**が形成されます。 これが傷の治癒を妨げ、慢性的な痛みの原因になります。
肛門狭窄(肛門が十分に開かない)
排便時に痛み➡肛門を締めて排便の習慣➡括約筋が緊張し硬くなる➡肛門が開きにくくなる(肛門狭窄)
肛門狭窄を起こすと、普通の便が出せなくなり、軟便や細い便になる。また、排便時の痛みが強く、排便が怖くなり食事を控えてしまうこともあります。
きれ痔を放置していると
きれ痔をそのまま放置していると、一時的に症状が治まりますが、繰り返し裂けることで瘢痕化や肛門狭窄を起こす可能性があります。
初期のきれ痔は、薬や軟膏で治療が可能ですが、慢性化した切れ痔は手術が必要となる場合があります。
症状が出たときは、そのまま放置せずに早めに受診しましょう。
裂肛(きれ痔)の手術は3種類あります
裂肛が慢性化して「痛みが続く」「便が細い」「出血が治らない」などの症状がある場合、
根本治療として手術が必要になることがあります。 代表的な手術は次の3つです。
治療法の特徴
- SSG法は難治創に強いが手術侵襲が大きい。
- LSIS法は肛門狭窄に有効だが括約筋を切るリスクがある。将来的に肛門の機能に少し心配が残る。
- LV&SOS法は、両方の問題(難治創+肛門狭窄)に対応でき、手術侵襲が小さい。
こうした理由から、当院では安全性・根治性・術後の快適さを両立したLV&SOS法を第一選択としています。
この術式は、難治創にも肛門狭窄にも対応できる唯一の低侵襲手術です。 CO₂レーザーで痛みと組織へのダメージとを最小限に抑え、括約筋を切らずに機能を温存することが可能です。日帰りで根治を目指せる治療となります。
LV&SOS法(レーザー蒸散+括約筋過伸展法)について
LV&SOS法とは
LV&SOS法は、裂肛の根本原因となる
① 周堤(硬く盛り上がった縁)の除去
② 肛門狭窄(開きにくさ)
の改善の2つを同時に治療できる低侵襲手術です。
LV&SOS法の特徴
手術時間は短く、日帰り手術が可能
術後の痛みはほぼ0〜わずか
LV&SOS法の治療内容
周堤をレーザーで除去(蒸散)
周囲が硬く盛り上がる「周堤」が難治化の中心的原因
CO₂レーザーメスは非接触で正確に蒸散でき、複雑な形にも対応
組織ダメージが最小限 → 治りが早く痛みが少ない
括約筋をやさしく過伸展(拡張)
肛門狭窄に対して、下部直腸から肛門外縁までを愛護的に拡張
括約筋を切らないため、肛門機能を保ちながら拡張が可能
便が細くなる原因を根本から改善
LV&SOS法の手術写真
50代男性 裂肛 費用:00,000円
お悩みテキストを記入。お悩みテキストを記入。お悩みテキストを記入。
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手術前
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手術直後
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手術翌日
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終診(21日目)
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手術後3週間
20代女性 裂肛 費用:00,000円
お悩みテキストを記入。お悩みテキストを記入。お悩みテキストを記入。
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手術前
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手術直後
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手術翌日
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終診(21日目)
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手術後3週間
40代男性 裂肛 費用:00,000円
お悩みテキストを記入。お悩みテキストを記入。お悩みテキストを記入。
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手術前
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手術直後
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手術翌日
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終診(21日目)
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手術後3週間
治療の流れ
- 初診
- 午前の手術
- 午後の手術
- 手術後の通院
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STEP 1|予約・初診
WEB・LINE・電話からご予約ください。
初診時に医師が症状を診察し、手術をご希望の場合は必要な術前検査を行います。 -
STEP 2|受付・問診票の記入
完全個室の落ち着いたお部屋で、ゆっくりお話をお聞きします。
これまでの治療のこと、今飲んでいるお薬、ほかの病気の治療中かどうか、アレルギーの有無、普段の生活の様子や排便のリズムなどをおたずねします。 ご自身では「たいしたことない」と思っていても、実は治療のヒントになることがありますので、どうぞリラックスしてお話しください。 -
STEP 3|診察
リラックスして診察を受けていただけるよう、プライバシーと快適さに配慮しています。
診察では、タオルなどで体をしっかりと覆い、必要な部分だけを最小限に出して行います。どうぞご安心ください。
専用の器具(肛門鏡)を使って、肛門の内側の様子をやさしく確認します。 麻酔のゼリーを使いますので、痛みはほとんど感じません。 緊張やご不安がある場合は、診察の前に遠慮なくお伝えください。 -
STEP 4|診断とご説明
わからないこと、不安なことは、どんな小さなことでもご質問ください。
診察の結果をもとに、今の状態や考えられる病気について、わかりやすく丁寧にご説明します。
治療方法には「お薬での治療」「ジオン注射(痔核硬化療法)」「日帰り手術」などがあり、患者様に合った方法をご提案いたします。もし手術が必要と判断された場合は、必要な検査を行ったうえで、ご都合に合わせて日程を調整していきます。
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STEP 1|来院 am:8:00
ご予約の日時にご来院いただき、受付を行います。
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STEP 2|準備
個室へご案内いたします。
個室にて、手術着にお着換えいただき、点滴の準備をいたします。 -
STEP 3|手術
手術室へご案内します。
手術台にうつ伏せになっていただき、心電図や血圧計などのモニターをつけ、麻酔を行います。
麻酔が効いていることを確認し、手術を開始します。手術は10~30分です。症状によって時間は異なります。 -
STEP 4|安静
手術が終わりましたら、個室でしばらくお休みいただきます。麻酔が完全に切れるまで、ベッドに横になって安静にしていただきます。安静にしていただく時間は個人差がありますが、目安として 1~2時間程度 です。
麻酔が切れたことを確認した後、医師から行った手術についてご説明します。その後、お薬をお渡しし、ご帰宅となります。
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STEP 5|帰宅 am:12:00 前後
麻酔が切れたことを確認した後、医師から行った手術についてご説明します。
その後、お薬をお渡しし、ご帰宅となります。
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STEP 1|来院 am:12:30
ご予約の日時にご来院いただき、受付を行います。
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STEP 2|準備
個室へご案内いたします。
個室にて、手術着にお着換えいただき、点滴の準備をいたします。 -
STEP 3|手術
手術室へご案内します。
手術台にうつ伏せになっていただき、心電図や血圧計などのモニターをつけ、麻酔を行います。
麻酔が効いていることを確認し、手術を開始します。手術は10~30分です。症状によって時間は異なります。 -
STEP 4|安静
手術が終わりましたら、個室でしばらくお休みいただきます。
麻酔が完全に切れるまで、ベッドに横になって安静にしていただきます。
安静にしていただく時間は個人差がありますが、目安として 1~2時間程度 です。 -
STEP 5|帰宅 am:16:00 前後
麻酔が切れたことを確認した後、医師から行った手術についてご説明します。
その後、お薬をお渡しし、ご帰宅となります。
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STEP 1|翌日
手術翌日の傷の状態を確認します。
次の診察までのお薬を処方します。 -
STEP 2|1週間後
手術後の状態を確認します。
状態に応じて、次回の診察までのお薬を処方します。 -
STEP 3|3週間後
手術後3週間で最後の診察を行い、治療終了になります。
痔ろう手術は5週間。ジオン注射は7週間が治療終了の期間です。通院の回数は3回になります。 -
STEP 4|5週間後(痔ろうの方のみ)
痔ろう手術の場合は、手術後5週間で治療終了です。通院回数は4回です。
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STEP 5|7週間後(ジオン注射の方のみ)
ジオン注射の場合は、手術後7週間で治療終了です。通院回数は4回になります。
手術後の生活
一般的な痔の手術では、手術後の痛みや出血のリスクのため安静が必要とされてきましたが、 当院で行われる低侵襲手術では翌日から普段通りの生活・仕事(肉体労働も可)行って構いません。 生活リズムを崩さず動くことが術後経過を良好なものとします。
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肉体労働
仕事は翌日から肉体労働も含めて行って構いません。
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飲酒と香辛料などの刺激物
飲酒と香辛料などの刺激物は2週間避けていただきます。
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運動
運動は2週間避けてください。